2011-09-09

Nederland


機内のシートに頭をもたせかけうとうとする。
彼女との海外旅行は20数年ぶり。
前回の旅行は、私は大学を卒業する間際で、卒業制作の材料もかねての旅行になった。
一緒に行ったサヨコとクミコは、就職して二三年経ってたんだろうか。
それぞれ仕事やバイトで50万ためて旅行に40日行こう!
と決めていったヨーロッパ。
申し合わせもしないのに三人お揃いのサムソナイトのスーツケース。
絶対に最初はロンドンのピカデリーサーカスに立とう!とみんなで決めて、
イギリス、フランス、スペイン、イタリア、香港と、
行きたかったところ行きまくりの楽しい旅だった。

あれから20と数年。
今回クミコは子育て中で断念。
ちょうど11年前から各々、新たな仕事についた私とサヨコ。
サヨちゃんは建築家だったのを
やっぱり私洋服が好き、作りたい。といって自分でデザインした服を売り出した。
私は田舎に目覚め、田んぼの片隅でカフェをはじめた。
10年以上も二人ともよく頑張りましたの旅行かな。
そんなことを思いながら横にいるサヨコに目を向ける。
テーブルを弾きだし、
『あなたはこの国でマリファナを楽しみますか?』
という、アンケート用紙とにらめっこしている。
そう、行く先はオランダ。
そんなこと、向こうに行ってから気分で決めればいいじゃん。
ていうか、どうして今回オランダに行くことになったんだっけ?
と思いつつ私は目を閉じた。


次の日、昨日見た夢のことなんかすっかり忘れて
いつものようにお店を開店させ、
カウンターにたたずんでいた。
あ、サヨちゃんのブログ更新されているかしら?
と、PCをポチポチする。
あ!
びっくりした。
どうりで、私、サヨコとオランダに行く夢なんか見たんだ。
http://rinwork.exblog.jp/

2011-09-07

パートナーって


憑き物がとれたような今日。
それは、今朝神社でいきなりゴホゴホと咳が出たせいだろうか。
それとも昨日、体の上でライナーを奏でてもらったせいだろうか。
いずれにしろ、昨日までの自分とはぜんぜん違っている感覚を憶える。

先月のいつ頃だっただろうか、落ち込んでいた。
何に落ち込んでいるとか、全く解らず、
お店のお客さんに、気圧の狭間で天気が悪いからじゃないと言われ、
そうなのか
と、自分を納得させようとしていたが、
それも理由にあるのかもしれないが、なんとも気が晴れない日が続いていた。
きっともう少しこんな状態は続くんだろうと思って何となく覚悟していたのだが
今日になって、『あれっ、なんか大丈夫』
そんな気分になっている自分に気がついた。

なんでしょうねぇ?
ま、気が晴れてるんだからいいか。


今日、私より9才年上の美しいY子さんが新しいご主人と彼女の従兄弟さんを連れてお店にやってきた。
従兄弟さんとこのご主人はお友達だそうで
Y子さんよりかなり年上の従兄弟さんが
人生で何回かずっこけたかわいい従姉妹に言い諭すかのように
『Y子、よ〜く聞いておけ
 夢ってのはね、良きパートナーがいないと
 決してその夢に近づくことはできないんだよ。
 お金があっても健康でも、
 そのパートナーが整理整頓ができなかったり、ルーズでずぼらだったらダメなんだ。』



話しは長くなりますが、先日米映画『ツーリスト』のもとになった
『アントニー・ジマー』というフランス映画を見ました。
いや、ここ最近のわたくしの中での五つ星です。
『ツーリスト』を見てしまった人には話しのネタがばれててその分楽しみは半減するかもしれませんが、
まぁ、なんともソフィー・マルソーが美しい大人の映画です。
こんなギリギリのところで確かめあうような大人の恋ってのはいいですねぇ。
パリの駅をハイヒールでカツカツ歩く後ろ姿、
美しく脱ぐことができるハイヒール、
すらりとタクシーから降りる姿。
愛する人のことを想ってはいるが、人前で淫らにならない気丈な態度。
エレガントな大人の女は、やっぱりフランス女優にしか表現できないでしょう。
そんな主人公のソフィー・マルソーは彼女に見合ったパートナーを見つけるんですねぇ。
あぁ、いい映画だった。またみよう。

はい、締めくくります。
パートナーって重要なのねぇ
そして、この人!と想ったパートナーは心底信じて
一緒に夢をつかまないといけないのねぇ。
え?私のパートナー?
今んとこ一緒に夢をおかっけてますよ、ねぇパウダー。


この夏のはじめに奇跡のメダイを手に入れました。