2011-12-23

吉方とりって


昨日のお店の日記のFBのコメントで
『吉方とりって何ですか?』と聞かれたので
詳しく説明しましょう〜

吉方とりは、
その人にとってのいい方角に
その人にとってのいいタイミングでお参りすると
チャンスを的確につかまえられる
『恵方参り』のことです。

では、
ひとつの詳しい文献から
(村山幸徳 著 『展望と開運2011』『展望と開運2012』より)

恵方には一年の徳がいるという。
 正しくは『歳徳』(としとく)と呼んで、その年の十干が恵方となる。
今年の辛は西にいる。陰の十干だから自分の位を次に譲って自分は隠れる。
このため恵方は南となる。正確にいえば南三十度を十度ずつ三等分し、その
最も東よりの十度が丙で恵方はここにある。丙は十二支の巳と午の間に位置
することから、古来『巳午』(みうま)と呼んでいた。
 もともと恵方とは、新年の初参りのことで、『恵方参り』がそのうち「初
参り』になったらしい。『初参り』を近所の氏神さまとしたのは割合新しい。
どうやら江戸時代になってからのことだ。昭和に入ってこの傾向に拍車がか
かり、戦後、団塊世代が青年の頃の昭和四十年代に『初参り』が風物詩にな
ってくる。
 
 しかし本来の『初参り』は立春をこえてからお参りに行くことが正しい。
自宅から行くなら自宅から巳午の方向、社員がまとまって『初参り』に行く
ならば会社から巳午の方向にある神社仏閣へお参りに行く。この時、キリス
ト教の教会やその他の礼拝施設など、どんな宗教施設でもいい。ただし、お
稲荷さんとお墓や忠魂碑などは除く。天地の間で生命が行き来するような場
所が望ましい。

 恵方参りは、同じ礼拝の施設へ夏至と冬至の頃にもう一度お参りに行きた
い。それを『追い参り』というが、宗教的には意味がなくとも自分の生活上
ではかなり意味があり、その半年で人生が動いたことを自覚して、うごきの
中から自分を認めることができるから、その意味でも『恵方参り』はしてみ
たい。

 恵方はその年の『知恵』と『チャンス』を与えるから、それをもって歳徳
という。人生は流動している。流れているからこそ拡大する。うごきの中で
チャンスをつかまえるのは難しい。チャンスを的確に知って、一瞬のチャン
スに乗る。この決断と行動力が人生を開くこつとなる。チャンスとの出会い
は驚くほど短いから、乗る決断は早く、勇気を持って乗り込むためにも恵方
参りは欠かせない。

祈りの方式は古式にのっとって行いたい。どちらの手が天をさしてもいい、
もう一方は地を指差して、背筋を伸ばして天地の間に自分をたてよう。天•
人•地が一線にならべば恵方参りが実現する。その時、天から雷撃が全身を
貫いて、地へエネルギーを放出させる。天の気が自分の気の中で一体化して
紫雲となり、龍が天から降りて地へと走り抜けるように、わたしの身体を気
が貫通する。
『恵方参り』の最中は何を考えよう。天とは神仏のおわすところ、自分を生
かしてくれる大いなる生命に思いをこらそう。地とは自分を育ててくれた両
親や先祖、母なる大地のおわすところ。そして人とは自分や友人たち。それ
らが自分を中心にして一線にならぶ。そうした念を頭にだこう。


で、来年のことも気になりますよね〜

2012年の恵方は北
来年の『壬』は北に位置する。正確にいえば北三十度を十度ずつ三等分し、
そのもっとも西よりの十度が『壬』で恵方はそこにかかる。『壬』は十二
支の亥と子の間に位置することから、古来ここを『亥子』(いね)と呼ぶ
習わしだった。


てなかんじです。
ぜひみなさんも『恵方参り』に行かれてください。
みんなでチャンスをつかんで、どんどん素敵な世の中にしていきましょう〜♪

写真は仲良しのポニーのマコちゃん

2011-12-22

借りて大正解だった本たち


ちょっと前に図書館で借りてた本。
どれもこれもあまりにすばらしい本だったので
これはこうで、あれはこう〜
と、いろいろ云々書きたかったのですが
う〜ん、この年末にはそんな流暢なこともいってられない感じ。

ただ、自分自身が忘れたくないってのもあって
あえてここに記しておきます。

『世界の小さな村』
すばらしい!やっぱり私は田舎が好きだなぁ
この切り取られた写真の中で
そのむらそのむらのアイデンティティがあるのがすばらしい。

『野生の樹木園』
イタリア人が書いた、
素敵な木々の本。
買いたくなりました。
吸い込まれるような気分になったよ。

『天才と発達障害』
一度借りてもう一度借り直した。
面白い!
子育て中のママたちにも
いいヒントがいっぱいな気がする。
人が育っていく中で
”これだ!”と思えるなにかしらの才能がどんな風に引き出されていくのか…

それぞれに障害があった、
ガウディと不思議の国のアリスを書いたルイスキャロルのことを中心に書いてあります。
 
以前、サグラダファミリアの総監督をしている外尾さんから聞いたことがあります。
ガウディは言ってたんだって
『人間はどんな人でも無能な人はいない。
 ただ、活躍できる場所を見つけ出せるかどうかだ。』
って。

2011-11-19

カードを引いてみた


まぁ、人生にはいろいろな選択があるわけで
結局、いろいろ文句を言ったり嘆いたりする人もいたりするわけだけど
小さな子供でないかぎり、
その大半は自分で決めてきたこと。
なので文句を言いたくなるような方向には進んで行きたくはないなぁと…
もちろん今まで自分にとって”無駄”だった出来事なんて何も無いんだけどね。

ま、しかし時として
どっちの方へ行った方がおもろいんだろう?とか
私が私として進むべき路ってやっぱりこっちよねぇ?
なんて、ちょっと誰かに背中をおしてもらいたくなるときがあったりする。

で、もみの木一家にいただいた
『日本の神様カード』を引いてみた。
以前は友人が持っているエンジェルカードをよく引かせてもらってて
すてきだなぁこれ、私も欲しいなぁなんて思っていたら
私の手元に届いたのはこのカードたちだった。(妙に私に似合ってるじゃん(笑))

引いたカードは、『天照大御神』
むむっ
エンジェルカードのようにこのカードの意味が
カードとともについている説明本にのっています。
この神様の謂れ、そしていろいろなアドバイス。

途中略
“大自然の中に出て、太陽を浴びてください。
天照大御神の笑顔と喜びがあなたをみたすでしょう。”

よし!明日晴れるから、早速太陽を思いっきり浴びよう!

“天津神である天照大御神のエネルギーには、
モルダバイトなどの隕石を身につけるとつながりやすくなります。
夜空を見上げて宇宙の波動を感じてください。

さあ、あなたも天の岩戸から出て、今こそ
未知なるものへチャレンジすべきです”

ほぉ〜、未知なるものへチャレンジ…
モルダバイト…隕石…
あんまり物欲のない私だけど、なんか妙に欲しくなってきた…
うん、欲しくなってきた。

2011-11-16

明るい未来のために


休みの日の昨日、
やっと久しぶりに落ち着いた時間を取り戻せた気がして
『風の谷のナウシカ』を読破。
マンガはあんまり得意じゃないんだけど(うそばっか)
いやぁこのマンガは、宮崎駿って人はすごいねぇ
かれこれ30年前のマンガでしょ
なのに今の地球の未来図って感じ。深い…深すぎ
なれるもんならナウシカになりたいと、
少女のような気分で読み終わった。

地球の未来はどうなっていくんだろうねぇ
そんなことを思いながら、サーフィンしてて
(あ、ネットでね。もう海への入り方は忘れてしまったかもしれない。笑)
楽しい対談見つけたんだ〜
http://umarekawari.com/contents/specials/interview_0101.asp
これ↑
どっちの作家さんも、興味深い本をたっぷり出版されてていろいろ読ませてもらった。
で、早速この本を読んでみるために図書館へリクエストに。

いろんな人のいろんな知恵を本を読んでどんどん増幅させたい。
だって、人々の考えはどんどん素敵になっていって
明るい未来に向かって行っているのをもっと知りたいから。
もう、かなり多くの人が素晴しいことに気がついていっている。
私も遅れないようにこの波に乗っていかなくっちゃ。
たくさんの笑顔が明るい未来に進んでいるんだから。

2011-11-05

最近



最近、今まで以上に猛烈な勢いで読書に励んでいます。
まぁ地デジ難民だしねぇ〜

いや、それと言うのも
この本をぜひ読んでください。
って言われたり。
友人からのいろんなモノがつまった小包の中に
数冊の本が入っていたり。
旅行するにあたってその前後で調べものがしたかったり。
マコさん、○○って知ってます?
って言われたり。
なので、読みまくってますよ


そのどれもこれもが、結局ひとつのコトを言わんとしていることに
気がついた。
いえ、もともと私が思っていることと
あまりに合点したために、
“やっぱりそうかぁ〜!”
と、ひとりうんうん頷いていたり。

読んだ本は、世界各国の神話の本だったり、
神様の本だったり、
成功哲学の本だったり、
楽しく人生を過ごしている人の本だったり、
宇宙の本だったり…


うん、やっぱりだった。
大事なことは
『愛、思いやり、許し、感謝』
これをベースにしないと成り立たないってこと。

たくさんの愛に囲まれてどれだけ幸せかを思い、
愛をもって接することによって、植物も動物も人間も環境も
よりキラキラしだし、
多々の恐怖心が消えていく。
思いやりを疎んじると、利己主義に走り
自分だけ、自分のまわりだけ、自分のいるとこだけ、自分の国だけ…
あぁ、悲しい結果になってしまう。
許すことができない心は、
いつまでたってもそのネガティブな気持ちに苛まれ
ぐるぐるそれに対して自暴自棄になってしまう。
感謝がないと、それだけで損。


繋がっている、全ては繋がっている。
距離は問題じゃない。
あなたの嬉しい心はちゃんといつも伝わっているよ。
だって、みんな感じてるでしょ?
それそれ!
だれかに特別な脳力じゃなくってみんな持っているんだよ。
嬉しい時にゾワぁ〜ッとする感じとか
好きだって思う時にキュンてなるあの感じ。


全ての偶然は必然。
宇宙は秩序をもって動いている。
わかればわかるほど楽しい。
この楽しさをたくさんの人にタイミングよく伝えなくっちゃ!
ね、そうだよねって確認しあおう〜
そう、思うこの頃なのです。

2011-09-09

Nederland


機内のシートに頭をもたせかけうとうとする。
彼女との海外旅行は20数年ぶり。
前回の旅行は、私は大学を卒業する間際で、卒業制作の材料もかねての旅行になった。
一緒に行ったサヨコとクミコは、就職して二三年経ってたんだろうか。
それぞれ仕事やバイトで50万ためて旅行に40日行こう!
と決めていったヨーロッパ。
申し合わせもしないのに三人お揃いのサムソナイトのスーツケース。
絶対に最初はロンドンのピカデリーサーカスに立とう!とみんなで決めて、
イギリス、フランス、スペイン、イタリア、香港と、
行きたかったところ行きまくりの楽しい旅だった。

あれから20と数年。
今回クミコは子育て中で断念。
ちょうど11年前から各々、新たな仕事についた私とサヨコ。
サヨちゃんは建築家だったのを
やっぱり私洋服が好き、作りたい。といって自分でデザインした服を売り出した。
私は田舎に目覚め、田んぼの片隅でカフェをはじめた。
10年以上も二人ともよく頑張りましたの旅行かな。
そんなことを思いながら横にいるサヨコに目を向ける。
テーブルを弾きだし、
『あなたはこの国でマリファナを楽しみますか?』
という、アンケート用紙とにらめっこしている。
そう、行く先はオランダ。
そんなこと、向こうに行ってから気分で決めればいいじゃん。
ていうか、どうして今回オランダに行くことになったんだっけ?
と思いつつ私は目を閉じた。


次の日、昨日見た夢のことなんかすっかり忘れて
いつものようにお店を開店させ、
カウンターにたたずんでいた。
あ、サヨちゃんのブログ更新されているかしら?
と、PCをポチポチする。
あ!
びっくりした。
どうりで、私、サヨコとオランダに行く夢なんか見たんだ。
http://rinwork.exblog.jp/

2011-09-07

パートナーって


憑き物がとれたような今日。
それは、今朝神社でいきなりゴホゴホと咳が出たせいだろうか。
それとも昨日、体の上でライナーを奏でてもらったせいだろうか。
いずれにしろ、昨日までの自分とはぜんぜん違っている感覚を憶える。

先月のいつ頃だっただろうか、落ち込んでいた。
何に落ち込んでいるとか、全く解らず、
お店のお客さんに、気圧の狭間で天気が悪いからじゃないと言われ、
そうなのか
と、自分を納得させようとしていたが、
それも理由にあるのかもしれないが、なんとも気が晴れない日が続いていた。
きっともう少しこんな状態は続くんだろうと思って何となく覚悟していたのだが
今日になって、『あれっ、なんか大丈夫』
そんな気分になっている自分に気がついた。

なんでしょうねぇ?
ま、気が晴れてるんだからいいか。


今日、私より9才年上の美しいY子さんが新しいご主人と彼女の従兄弟さんを連れてお店にやってきた。
従兄弟さんとこのご主人はお友達だそうで
Y子さんよりかなり年上の従兄弟さんが
人生で何回かずっこけたかわいい従姉妹に言い諭すかのように
『Y子、よ〜く聞いておけ
 夢ってのはね、良きパートナーがいないと
 決してその夢に近づくことはできないんだよ。
 お金があっても健康でも、
 そのパートナーが整理整頓ができなかったり、ルーズでずぼらだったらダメなんだ。』



話しは長くなりますが、先日米映画『ツーリスト』のもとになった
『アントニー・ジマー』というフランス映画を見ました。
いや、ここ最近のわたくしの中での五つ星です。
『ツーリスト』を見てしまった人には話しのネタがばれててその分楽しみは半減するかもしれませんが、
まぁ、なんともソフィー・マルソーが美しい大人の映画です。
こんなギリギリのところで確かめあうような大人の恋ってのはいいですねぇ。
パリの駅をハイヒールでカツカツ歩く後ろ姿、
美しく脱ぐことができるハイヒール、
すらりとタクシーから降りる姿。
愛する人のことを想ってはいるが、人前で淫らにならない気丈な態度。
エレガントな大人の女は、やっぱりフランス女優にしか表現できないでしょう。
そんな主人公のソフィー・マルソーは彼女に見合ったパートナーを見つけるんですねぇ。
あぁ、いい映画だった。またみよう。

はい、締めくくります。
パートナーって重要なのねぇ
そして、この人!と想ったパートナーは心底信じて
一緒に夢をつかまないといけないのねぇ。
え?私のパートナー?
今んとこ一緒に夢をおかっけてますよ、ねぇパウダー。


この夏のはじめに奇跡のメダイを手に入れました。

2011-08-12

ナイルの娘


お買い物に行く途中で、
蓮の花畑を発見。

私の頭に浮かんだのは
ナイルの娘、キャロル。
これだけでピンと来た人は、ただ者ではないですね。
えぇ、あのバカみたいにもてる『王家の紋章』の主人公あのキャロルです。
怖いマンガですねぇ〜まだ続いてるんですよ。
もちろん、ものすごく引き込まれる作品です。

王家の紋章と言えば、
ハッピーマニア(by 安野モヨコ)のアホアホ主人公シゲタも
家宝のように大事にしている。

以前、年下の友人が恋の打ち明け話に泊まりこみでやってきて、
その時に向こうの話を聞きながら、
こっちの”恋バナ”打ち明けてたら
『マコちゃんって、ハッピーマニアのシゲタのようだ!』
っていわれ、
『意味がわからん!』
と、つっかえしたら、全巻まとめて送ってきた。
全巻読んでの私の感想は、
『むむっ、そうかもしれない、そうなのかもしれない!!』
(まぁ、気になる人は読んでみなはれ!)

というわけで、シゲタのような私は
シゲタの私がキャロルに陶酔する気分になって
ついこの蓮の花を魅入ってしまったわけです。

え?マンガ好きかって?
いや、そういうわけでもないんですけどね。
いろんなお友達から、これをぜひ読んでください!って、勧められるがまま読んだら
なんだか妙に本同士や私自身がシンクロしてしまったって言うか…

いや、つまらない話しなんですが
何となくこんなアホな話しも、たまには書きたくなったわけです。

2011-06-24

見てきた


先日のお休みの日に、ふと思い立ち玄海町へ行ってきました。
行った先は玄海原子力発電所。
もちろん入り口には厳戒にガードマンが立ってて入ることはできない。
ただ、その横に玄海エネルギーパークというのがあって
そこに原発のPRセンターがある。
そこには、原子力のしくみだったり、
世界中の原子力発電所の説明だったり
原寸大の原子溶炉が展示してあったり。
いや、なんとも物々しい。
今回の地震と津波でこれが壊れちゃったんだよねぇ、
こんなに大きくて、そしてこの中に巨大なエネルギーを持っているものが…

このPRセンターを見て回りながら
この原子力を発明した人
この原子力発電所をつくった人
原子力発電所がここにあるとは知らずにこの場所に生まれてきた人
原子力発電所ができる前から原子力発電は危ないと思っていた人
原子力発電所のことを安全だと思っている人
今回の地震と津波で原発はよくないと思った人
あまり興味がない人
原発は危ないけど自分は遠いから大丈夫だと思っている人

いろんな人がいろんな人がいるんだ…
そう思った。

2011-03-10

忘れたくない話し


うららかな春の日が続きます。
近所のしだれ梅が宙に浮くように咲き出してきてるし、
空の高いところからはヒバリの甲高い声が聞こえてくるし
毎日の散歩が楽しみです。


先日、いつもよくしていただいている大家さんから
一つのお話がありました。
大家さんは現在は関東で暮らしていらっしゃるのですが、
会社を辞められた後の老後を
うちのお店のあるこの場所で過ごされたいとのこと。
この場所は大家さんにとっては生まれて育った場所、
出張のついでにうちのお店によられると、
ご近所は幼なじみがいっぱい。
これは、日本中探しても彼にとってそんな場所はなく
自分が最後に過ごしたいのはここだろうなと思いました。

こちらへやって来るのは2年後ぐらいを目処にしたいとのこと。

この話を聞いて、
うちのお店にいらっしゃるお客様数人にはこのことを告げました。
これからどうすればいいのか
まさに青天の霹靂といった具合で
今のところ、なんにも見当がつきませんが
きっと何かの形で道は開かれていくのでしょう。

育ててきた庭の木や草花を眺めていると胸がキュンとなり、
店の中のひとつひとつのものに対する物語が頭を駆け巡り
数日、ちょっとボォ〜としました。

このことを人に告げると
寂しがってくださったり、励ましてくださったり。
人の解釈というのはおもしろいものです。


ふと、以前働いていた職場も私と同じようなケースになったのを思い出し
その職場のオーナーに会いにいきました。
“私、二年後に、あそこを出なくてはならなくなりました。”
そう告げると
“やったね、チャンスバイ”
と、元気よく返答され、鳩が豆鉄砲食らったみたいに、私はポカン。
その後、オーナーはうちのお店に来てくださって
改めて激励されました。
今しなければならないことをしていけ。
先のことを考えろ。
自分が何をしたいのかが一番大切だと。


数日後の夜、
その職場の後輩が彼の家族と共に食事にやってきてくれました。
私が今回のあれこれを話すと
後輩がある話しをしてくれました。
あの、以前僕らが働いていた職場が、
最後の最後で地主さんに返すために建物を取り壊し更地になった日のことを。
オーナー初め働いたもの、そこを訪れたものに
数々の楽しみや夢や希望、そして一つのステータスを与えてくれたあの場所。

最後のその時に、ボクはオーナーと一緒にそこにいたんです。
無くなってしまった建物の跡地で、
海を眺めながら、オーナーは言ったんです。
“人は変わっていかな、ならんとよ”
と、
そう言った彼の横顔を見ると
頬を涙がつたってたんですよね。

もう、何も説明はいりませんでした。


時間の流れとともに、人は変わっていって
自分に与えられたハードルを
自分自身で乗り越えなければ何の充実感も達成感もない。
より、深みのある人になれるように
一日一日を大切に生きていこうと思います。
ちっぽけな私だけど、
たくさんの人の思いに支えられて生きているなと、
いつもいつも思います。

2011-02-10

ニューヨークのクリスマス


今回は自分にとってのメモみたいな日記です。

最近観たDVDで、楽しかったもの
”バタフライエフェクト”
なんか、私の中の、ツボにはまってしまい、三部作黙々と観てしまった。
ありだよな、あれ、ありだよ!

“モテキ”
深夜テレビの作品ですが、いやぁ、笑った笑った。
現代の話しだねぇ〜音もいいし、メイキングも笑った。


友人に借りた数冊の梨木果歩さんの本
“裏庭”
は、ここ最近、お客さんと話していた事柄と
妙にシンクロして読み進めていくのが怖いくらい。
終わり方がよくってホッとした。
この人の文章は、やさしさがあふれてるな。
それと
“春になったら苺を摘みに”
この中の文章、なんか、なんか、くるんだよな。
で、忘れたくないので、書き写すことにしました。


 ーあなたはニューヨークを知らなければならないわ。
 ウエスト婦人は昔からそれを言っていた。そのたびになんだかひどく遠い世界のこ
とを言われているようでいつも私は気のない返事をしていた。正直にいうとニューヨ
ークなどこれっぽっちも感心がなかった。私が惹きつけられるのは荒れ地に沼地、野
山や小川、人の住んだ跡、生活の道具、人が生きるための工夫(信仰を含めて)そう
いうものだということが、そしてどうやら最後までそういうことに限定されそうだと
いうことが、人生の中間地点にさしかかりしみじみわかってきたところだった。

 それが今年の英国滞在中、いつもと違う熱心さで彼女は私のニューヨーク行きを迫
ってきた。彼女は今年のクリスマスをニューヨークで過ごす、わたしはちょうどその
ときトロントにいる、ニューヨークとトロントは目と鼻の先である、一緒に過ごさな
いてはないかろう、というのだ。それでも私はニューヨークに行く気はしなかった。

都会というところがそもそも性に会わないのだった。自分では車に乗るくせに車の排
気ガスは嫌いだった。人がたくさんいるところは窒息しそうになる。不特定多数の人
がより集まった空気もいやだ。それくらいだったら、まだ英国の田舎で羊の群れの糞
にまみれている方がいいのだ、本当は。今はまだ多少若くて、適応力も少しはあるか
ら無理もできるが、もっと年をとってきて耐性がなくなったら、本当に世捨て人の生
活をするかもしれない、と真顔で彼女に相談したこともあった。
一笑に付されたけど。

あなたはいつか一緒に行った、アイルランドの海に面した崖っぷちに建っていたあの
小屋を考えているんでしょう。ああ、あそこもいい、でも私が考えていたのはほら、
ナショナルトラストの所有になっていた一番安い貸しコテージで、トイレも水洗でな
くて一間しかなくて、車を最後に乗り捨ててから山の中の道をさらに三十分ほど歩い
たところにあった、あんなかんじの……住むとなったらトイレは水洗にしてもらうけ
ど……。冗談じゃありません、水道もろくについてなかったじゃないの、年をとって
からどうやってあんなところで生活できるのいうの。生活できるまで生活する、でき
なくなったら静かに去ります(go away)。彼女は頭を振ってこの話しはたち消えにな
った。私は『楢山節考』の話しに続けたかったのだが、老いた彼女に誤解されること
を怖れ、うまく通じさせる自信がなかったのでやめた。

ってな文章…

その後、彼女はいろんな人と楽しくニューヨークでクリスマスを過ごし、
“クリスマス”の醍醐味が、なんであるかにも気づく。


この文章さあ、
なんとも私の思うところと重なるところが多くって…
読みながら、へぇ〜、こんなふうに思っている人いるんだって…

それだけ

2011-01-12

desperado


NHKでイーグルス特集があってた。
いい唄やん♪


Desperado eagles

デスペラード (イーグルス)

Desperado, why don't you come to your senses?
You been out ridin' fences for so long now
Oh, you're a hard one
I know that you got your reasons
These things that are pleasin' you
Can hurt you somehow

デスペラード,目を覚ましたらどうだい
もう長い間フェンスの上に腰掛けてるね
頑固者だね,君は
自分なりの理由があるのはわかるけど
君が楽しいと思っていることが
本当は自分自身を傷つけているんだよ

Don't you draw the queen of diamonds, boy
She'll beat you if she's able
You know the queen of hearts is always your best bet

ダイヤのクイーンを引くだなんて
場合によっては君は負けちゃうんだよ
ハートのクイーンが一番いい手なのを知っているくせに

Now it seems to me, some fine things
Have been laid upon your table
But you only want the ones that you can't get

ボクにはいいカードと思うのが
テーブルに並んでいるのに
君は手に入らないようなのしか狙わないんだね

Desperado, oh, you ain't gettin' no younger
Your pain and your hunger, they're drivin' you home
And freedom, oh freedom well, that's just some people talkin'
You're prisoner walking through this world all alone

デスペラード, 君はもう若くないんだぜ
節々が痛くなって腹が減ると家に帰るんだね
そして自由になりたいからだって, そう,そう言う人間もいるけどね
君ってこの世を一人ぼっちで歩いている囚人さ

Don't your feet get cold in the winter time?
The sky won't snow and the sun won't shine
It's hard to tell the night time from the day
You're losin' all your highs and lows
Ain't it funny how the feeling goes away?

冬になると足が冷えるだろ?
雪も降らないし太陽も輝かない
夜も昼も区別がつかなくなっている
気持ちの高ぶりも落ち込みもなくなっている
感情がなくなるっておかしなことじゃないか

Desperado, why don't you come to your senses?
Come down from your fences, open the gate
It may be rainin', but there's a rainbow above you
You better let somebody love you, before it's too late

デスペラード,目を覚ましたらどうなんだい
さあ,フェンスから降りてゲートを開けなよ
雨が降っているかもしれないけど虹だって頭の上にある
誰かが君を愛してくれるようにしなよ, 遅くならないうちに




ならず者はかっこいい。
そのならず者が、気持ちを素直にする瞬間はもっと美しい。