2006-09-29

飲酒運転


飲酒運転の取り締まりが厳しくなったこの頃。以前は呑みたい放題呑んで運転していたものです。あれはキャナルシティができたばかりの頃。友人が私の誕生日を祝ってくれることになり、二人でハイアットのバーで待ち合わせニューヨークスタイルキュージンヌでご飯を食べました。友人がごちそうしてくれ、ほろ酔い気分で店を出て次にどこへ行こうかと考えつつ彼女の車に乗り込んだ。地下の駐車場をでるとハイアットとキャナルの前の目抜き道りにでる。路肩に路駐の車がたくさん止まっていて道幅が少し狭い。その道の真ん中には大きな中央分離帯があり、何を思ったか彼女の運転する車は路肩に止まっている車を気にして中央分離帯めがけて加速しだした。駐車場をでて五分もたっていない。気がついたときにはフロントガラスで頭を打ちその当時長かった私の髪がクモの巣状にヒビの入ったその真ん中からべろんと引っかかっている。顔を恐る恐る触ってみると、どうも細かくくだけたガラスが刺さっているようでサボテンのようになっている。となりの彼女は鼻血ダラダラ。おしゃれしていった服は二人とも血まみれ。意識はしっかりしてまして、自分の携帯で救急車を呼びました。当時はこんなことあっても笑い話で済んだもんです。余談ですが、その後母が病院に駆けつけ開口一番、”運転しとったのは男ね?女ね?” 女よと私が答えると、“あぁ〜、男やったらこの機会にもらってもらったのに”と返された。大丈夫?などという言葉はありませんでした。

2006-09-22

REGGAEEという音楽に出会った頃


トップを飾って入った短大をいとも簡単に半年足らずで辞め、当時はやっていたマヌカンというやつを天神の松屋レディースでしていた。ビルの最上階にあるその店の前にはその頃にしては珍しいオープンカフェがあった。そのカフェは店を仕切る壁がなく腰丈くらいの柵でかこってあるだけ。その店のウエイトレスの女の子たちはアルプスの少女ハイジのようなワンピースに白いエプロンをつけて働いていてなんともキュート。その店から流れている曲はおおよそレゲエだった。今でこそ大流行りのレゲエであるがレコードすら売ってるところがないくらいの時代でした。そのヨーロピアンな店から流れてくるレゲエのリズムはなんともちぐはぐで、それが私にとってはなんとも都会的でおしゃれな気がしてたまらなかった。その店でよくかかっていたのがこのアルバム。んちゃんちゃという心地よいビートは当時のにおいすら思い出させてくれます。この頃のなんておしゃれな音楽なんだろうという気持ちがいまだに続いています。都会で聞くとよりいっそう都会的な気がし、田舎で聞けばそれはまた風にのって聞こえる。私にとって不思議な魅力のある音楽なのです。

2006-09-21

ジェーンバーキン


今でこそやっと責任感というものがでてきた私だが、20代の頃にはそのかけらもないやつだった。仕事より優先しなくてはならないものがゴマンとあった。かのジェーンバーキン様にあった時も彼女の講演会たるものの整理券を友人の分までとるために、そそくさと会社は体調不良でお休み。(私が行かねば誰が行く?お休み待ってたら彼女はフランスに帰っちゃう。と言い訳マンサイ)朝からその当時通っていた日仏学館に張り込んでいた。昼過ぎに学館にやって来た彼女を追いかけこっそりたった一枚人がサインをもらっている最中に写真をぱちり。そして勇気を振り絞りサインをねだった。名前は?と聞かれ習いたての仏語でマコですと言うと、持ってきたレコードジャケットにフランス風にMACOへと書いてサインをしてくれた。こういうことがあるとやっぱり会社になんか行かなくてよかった〜と喜んでいた生意気な盛りでした。あ、今でも生意気か…

2006-09-14

鎌倉だより




東京行き2日目は鎌倉へ行ってきました。鎌倉は今年どうしても行きたかったところ。今年まだ寒かったときに、お店のお客さんにそそのかされ興味本位でいった占い。小笹の近くで三十分500円。開口一番占いの先生は私に向かって“かまくら”と言った。その瞬間私にはある鎌倉の景色が目に浮かんだ。いっしょに行ってた友人たちは雪で造ったかまくらを思っていたらしい。占いの先生によると、私は前世でとてもおめかしをして鎌倉でデートをしていたらしい。で、是非行きなさいと…行けば12歳若返ると…これは行かない手はないでしょう。当日朝、弟がレンタカーを調達してきてくれ出発。久しぶりに走る第三京浜は以前と変わらない。懐かしい景色をフロントガラス越しに眺めつつ鎌倉に到着。まさにこれが残暑と言わんばかりのこの日、鶴岡八幡宮近くで車をパーキングに停めとりあえず昼食。この昼ごはんのほんのわずかの時間にパーキングのメーターは1200円を表示しており、我が一行は観光地の駐車代の高さにびっくりする。前の日に弟が鎌倉の知り合いにおすすめスポットを尋ねたところたった一件”瑞泉寺”を推薦された。ならばそこへ行ってみようとナビにお寺の名前をインプットし車を走らせた。まっすぐな道を左に曲がる指示、あともう少しというところで曲がり角が見つけ出せず曲りそこねた。と、そのとたんあの占いの先生が鎌倉と行った瞬間に浮かんだ風景が私の目の前に現れた。私は大興奮!横で弟は”どう?ねーちゃん若返った?”とにやついている。いやいや、神様が導いてくださったのでしょう。すてきな体験でした。ついた瑞泉寺がこれまたすてきなお寺。鎌倉時代からの風情ある見事な庭園にはこの季節可憐な秋明菊とはじめてみる玉紫陽花が花盛りでした。古くから吉田松陰や数々の文豪たちに愛されて来たお寺でした。はたして若返れたかどうかは疑問ですが、私にとってすてきな鎌倉でのひとときでした。

2006-09-13

東京だより


先週金土と東京に行ってきました。一日目はまず弟の家へ。3時にそこをでて浅草界隈をバスに乗って銀座線に乗り込む。さんやのおいちゃんなんかをひさびさに見れて楽しい。明日のジョーの泪橋も通ったよ。とりあえず青山、表参道をぶらつく。あまりに増えたブランド店の数にド肝を抜かれる。ひとりなのでただひたすら歩き疲れる。PM6時、デタミ繋がりで仲良くなったシライ君の働くchaopanic原宿店リニューアルパーティに顔を出す。Skaflamesのオオカワさんも来るかも…ってことだったのですが、次の目的地恵比寿へ。駅前のウエンディーズで弟と待ち合わせ代官山のUNITへ。たまたま大好きなミュージシャンであるビティマクレーンの日本公演(東京のみ)がこの夜にあることを知り、弟に無理矢理チケットをとってもらった。会場内はレゲエミュージシャンの見たことある顔がちらほら。壁にはまもなく公開されるRuffnTuffが流れている。いい時代の音に会わせて美声を聞かせてくれるビティはキュートなイングリッシュマンでした。かっこつけて少しヒールのあるサンダルを履いて闊歩したため足にまめがたくさんできヒーヒーいいながら弟の家にたどり着きました。